Ad-Aware Free Antivirus+と言う個人利用なら無料(ライセンス登録作業必要、有効期限1年)で導入できるパソコンウイルス対策ソフトのセットアップと使い方の説明です。導入可能なWindowsはXP/VISTA/7/8それぞれ32bit/64bit版対応です。

Ad-Awareはアドウェアと言うユーザーが意図しないで広告を表示するアドウェアと個人情報を盗むスパイウェアと言うツールの保護と駆除を目的としたフリーツールで有名だったのですが、確か2010年前後にアンチウイルス機能を搭載してのリリース開始だったと記憶します。性能面ではどうなのか不明朗な感じはあるのですがCnetのDownloadcenterではかなりの人気度を誇るソフトウェアとなってますのでそこそこお勧めの可能性を秘めています。ただAVGやAvastそれにAviraの様に実際にプロテクション能力があるのか否かに付きましては使ったことが無いので未知数としか言えないですし日本語版のリリースは無いので(英語版での利用となります。)パソコン操作に不慣れな方にはお勧めできない製品かもしれません。

Ad-Aware Free Antivirus+インストールと使い方の確認日時は2013年11月時点です新製品リリースされた場合はページを修正してまいりますのでご了承願います。

メニュー


スポンサードリンク

インストール手順

ダウンロード頂いた"Adaware_Installer.exe"ファイルをダブルクリックの上セキュリティ確認画面で実行を選びます(WindowsVISTA以上の場合はユーザーアカウント制御画面です。)。

Adaware_Installerセットアップファイル

システム構成チェック中の画面
システム構成チェックが起動し、しばらくしてから必要なファイルのダウンロードが開始されます。

システム構成チェック中の画面

次に、インストール方法を選択のページが表示されます。Express Installを選択下さい。

インストール方法選択画面

次のページではWEB閲覧保護機能を有効にするかの確認画面です。備考、WEB閲覧保護の意味としましては

  • Block Malicious Websitesは悪意あるWEBサイトのブロック。IEとFireFoxの意図しないアドオンのインストールをブロックする機能です
  • Secure oline searchは安全に検索を利用する機能。
  • Proteck, set and keep my homepageは何時も開くブラウザのスタートページを静的とする機能。スタートページ改変保護する事が出来ます。

WEB保護機能を無効にするなら3つのチェックボックスのチェックを外してNextを選んで下さい。通常そのまま"Next"を選んで頂くと良いと思います。

WEB保護機能オプション

しばらくすると検索エンジン選択画面が出ます。下段のこれは現在の設定ですのGoogleさんかYAHOOさん又はBingさんにチェックを入れて下さい。上段のSecureSearchはAd-Awareの会社が提供する検索エンジンに切り替わってしまいます。差支えはないのですが何時も使いなれている検索エンジンの方が実は安全だと思いますので。選択出来たらプログラムに既定の検索プロバイダの変更を提案させないにチェックを入れてスタートページを静的(一般的には静的ですがマルウェアにより強制的に変更されることを防止出来ます。)とする事が出来ますのでチェックを入れます。"OK"を選んで下さい。

検索エンジン選択画面

しばらくすると"Installation Complete"と表示されるので"close"ボタンで閉じて下さい。インストール作業は完了となります。

インストール完了画面

ライセンス登録する手順の説明

初回のみライセンス登録頂く必要が有ります。無料ライセンス登録で1年間無料で利用する事が可能です。登録手順は、Ad-Awareのショートカットをダブルクリックするとライセンスキーを入力する画面が表示されますので"Register Now"を選んで下さい。

ライセンスキー入力画面

次に無料製品のライセンス登録なのか有料製品のライセンス登録なのかを選択する画面に切り替わります。Anti-Spyware & AntiVirusのみチェックの無料版ライセンス登録の"Activate"ボタン(グレーアウトしているものの動作します)をクリッします。

Activateアイコン

無料ライセンスを発行してもらうには、一段目の空欄にユーザー名(英文字で)と二段目の空欄に連絡先メールアドレスを入力頂いて、下のPrivacy Policyに同意すると言う意味でチェックを入れて下さい。その上で"Submit"を選んで下さい。

ユーザー登録画面

上記で登録した連絡先メールアドレスの受信メールを確認して下さい。受信メールに件名"noreply"と言うものを開くと無料ライセンスキー記載のメールとなるので開きます。図の様に25文字記載のものがライセンスキーとなるので控えます。

ライセンスキー番号

控えたライセンスキーを先程のAd-Aware Free Antivirus+起動時表示されていたライセンスキー登録画面に入力して"Activate"を選んで頂ければ登録作業完了となります。

ライセンスキー入力画面

使い方の説明

英語なので使いこなし方がちょっと分り辛いと思うのですが、まずウイルス検出アラートから見て行きたいと思います。パソコンウイルスをダウンロードしようとしたりウイルスが入り込んできたことを検出すると右下のAd-Awareと書かれたアラートが表示されメッセージに"THREAT QUARANTINED"(直訳で脅威は検疫されましたと言うことです。)と表示されます。

ウイルス検出次の警告画面

Ad-Aware Free Antivirus+メインメニューの説明です。まずホームの画面です。ここで操作可能な項目は次の3つです。以下説明のサービス以外は有料版でしか実装されずまたコントロール出来ません。

  • Scan Now、パソコンのシステムを検査するボタンです。
  • Real-Time Protection、ONならパソコンを脅威から保護の状態、OFF側に切り替えると保護を無効化に出来ます。
  • Gaming Mode、ゲームや業務用ソフトの邪魔とならないようにセキュリティ警告、システムスキャン、自動更新を中断します。

ホームメニュー

Scan Computerメニューの説明です。ここはパソコンのアドウェアスパイウェアパソコンウイルスを検査する項目に加えて各種脅威の検出履歴や隔離ウイルスファイルを確認する事が出来ます。

  • Quick Scanはコンピュータの重要な領域を検査する事が出来ます。
  • Full Scanは接続メディア及びデバイス含めて全部パソコンウイルス検査をします。ネットワークドライブ例えばNASは出来ません。
  • Custom Scanは検査する種別をオプションで選ぶことが可能です。例えばルートキット検査や受信メールだけの検査等が可能です。その他プロセッサにウイルスコードが読み込まれてないかなどもオプション選択出来ます。
  • Report Listはウイルス検査結果の履歴を参照できます。
  • Quarantined Filesはパソコンウイルスに感染したファイルやデータの一覧を見ることが出来ます。安全な隔離領域に保存されてます。これを復元(Restore)又は完全に削除(Delete)を行うことが出来ます。
  • Manage Exclusionsは例外ルールに適用メニューです。ゲームファイルを誤検出する場合などで作業するメニューです。Paths excludedは例外フォルダの指定。Exclusions excludedは実行ファイルを指定して例外指定可能です。この時パスはワイルドカードとします。
  • Definition Filesはウイルス定義ファイルの更新状態と手動アップデートを行う事が出来るメニューです
  • Automated Scanはパソコン検査予約設定サービスです。少しスクロールして頂けるとメニューが出てきます。Edit Scheduleから毎日/週/月、検査種別、検査時刻を指定する事が出来ます。

コンピュータスキャンメニュー

Real-Time Protectionは常駐検査エンジンの有効無効を切り替える事が出来ます。基本的には全てON(有効)の状態で大丈夫ですがパソコンが重たい等の問題が発生した場合何れかを無効化にする事で軽くなる事もあります。

  • Real-Time Protectionは常駐監視サービスの意味でこのサービスは無効にしない方がベスト。
  • Scan Local Filesはハードディスクや記録デバイス内の監視です。パソコンが重たい場合は無効にしてみる事が出来ます。
  • Scan Network Filesは主にWAN/LAN(NIC)を通るデータの検査(トラフィックスキャンとも言う)です。インターネットが重たい場合無効にしてみると改善があるかもしれません。

Real-Time Protectionメニュー

App Managementメニューの説明です。ライセンスキーの再登録やAd-Aware Free Antivirus+をデフォルト設定に戻す、言語の変更などが可能です。

  • Gaming Modeはホームメニューと同じサービスです。仕事中やゲーム中じゃまにならないようにするサービスです。通常OFF(無効)ですが何か仕事している場合やオンラインゲーム中はONにするとパソコンウイルスソフトによってそれを邪魔されなくなります。
  • System ResetはAd-Aware Free Antivirus+を初期状態に戻すサービスです。
  • Notification Centerは通知関係です。例えば何かのオプションを変更した際の履歴を確認する事が出来ます。
  • Ignored Notificationsは、ウイルスを見つけたのに処理作業をしなかった、更新通知があるのに更新していなかった等の通知を見落とした場合の履歴を確認する事が出来るメニューです。
  • Languageは英語から他の言語メニューへ切り替えられます。但し2013年時点では日本語はありません。
  • Account Settingsは少しページ下にスクロール頂くと操作出来ます。Renewからライセンスキーの更新作業等が可能になります。

App Managementメニュー

その他、一般的なパソコンウイルス対策ソフト同様パソコン内に保存しているファイルやデータ類は右クリックスキャンが可能です。後は目立った特殊な使い方などはありません。操作的にはインストールしてしまえばプロテクトしてくれますが英語メニューなのがネックとなるやも知れません。

右クリックスキャンメニュー


スポンサードリンク